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MH2000 (航空機) : ウィキペディア日本語版
MH2000 (航空機)[ろーたーぷろとたいぷ1]

MH2000三菱重工業が製造したヘリコプター日本で初めて国産技術のみで製作された民間用双発ヘリコプターである。MHは「三菱ヘリコプター」の略、2000は西暦2000年で「21世紀に羽ばたくヘリ」の意味を込めた。機体・エンジン共に自社で製造することは世界的にも珍しい。
== 純国産ヘリコプター開発 ==

=== RP1での技術習得 ===
三菱重工業では民間用ヘリコプター販売への技術習得を目指して、関わりの深いシコルスキー製のS-76A(JA9598)を購入し、1992年(平成4)7月から実験機RP1(ロータープロトタイプ1号)を開発した。開発の意図としては、ダイナミック・コンポーネント(ローター、エンジン、トランスミッション)技術、要素技術をインテグレートして機体を取りまとめる技術、低騒音・低振動・安全性に関わる技術、短期間・低コストで開発する技術を習得するとともに、ローター回転数可変化による低騒音の実現、自動操縦装置の技術、GPSとマップ表示機能等による衝突回避装置、低周波のローター音を逆位相の音で消すアクティブ・ノイズ・コントロール技術の確認であった。
RP1は1994年(平成6)5月9日に初浮揚、同年9月14日に初飛行し、1995年(平成7)3月末までに40フライトを行い、ローター、トランスミッションなどの主要技術の見極めを完了した。これらの開発・試験は非公開で行われ、同年2月に幕張で行われた『国際航空宇宙展』にRP1の模型を展示し、初めて国産ヘリコプター開発を公表した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「MH2000 (航空機)」の詳細全文を読む



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